臨床栄養学実習Ⅰでは、病院管理栄養士に必要なスキルとして、疾患や患者様の病態に合わせた栄養管理の検討や治療食献立作成などを学びます。
今回は、腎臓病の治療食として「たんぱく質コントロール食」の調理実習を行いました。
腎臓病が進行した患者様の食事では、たんぱく質を抑えながらエネルギーは確保する必要があります。
しかし、通常の食品だけで調整することは難しいため、低たんぱく質のご飯を使用したり、
食後の体に蓄積されず効率よくエネルギーとして消費される、中鎖脂肪酸や砂糖と同じエネルギー量を摂取することができる、甘さが砂糖の1/5程度しかなく、エネルギーアップができる粉飴などを用いて調理と試食を行いました。
授業では、通常の食事との味や見た目を比較し、腎臓病の治療食献立について理解を深めることができました!
治療用特殊食品使用メニュー
・低たんぱくごはん
・銀だらの南蛮漬け
・なすの天ぷら
・マカロニサラダ
・くずもち
様々な疾患をもった患者様に対する栄養管理は難しいですが、おいしい食事の提案や栄養食事指導ができるように学生みんなでがんばっています!