幼児教育学科2回生の授業「保育内容・表現(造形)」の様子をご紹介します。
本科目では、保育内容の5領域のひとつ「表現」について理解を深め、
子どもの創造性を豊かにする表現遊びを、構想する力を身につけます。
子どもの豊かな感性は、身近にある環境と十分に関わる中で、美しいものや感動体験を
他の幼児や教師と共有して育まれていきます。
そこで本科目では「紙コップを用いた遊び」「新聞紙の感触遊び」の演習を実施しました。
「紙コップを用いた遊び」では、「遊び込む」ことで素材の持つ可能性に気付いてほしいので、
3000個以上の大量の紙コップを用意しました!が、学生たちが予想以上に遊びこんだため、
透明プラカップも追加しました。ハート型の作品や、脚立を使うほどの高いタワーなど、
様々な作品が出来上がり、学生の主体性が活かされる演習になりました。
「新聞紙の感触遊び」は、学生が学外実習前のため、より実際の保育場面を想定して実施しました。
学生にとっては、新聞紙は見慣れて新鮮さを感じにくいものです。
そこで、大きな新聞紙を用いた遊び「新聞紙パラバルーン」を中心に演習を行いました。
巨大な新聞紙に包まれるワクワクや、風をはらんだ新聞紙の乾いた音に刺激され、
触りたい!遊びたい!という気持ちが高まります。
続けて「破る」「表現する」に展開します。
雨に見立てて降らせたり、食べ物に見立てて動物に食べさせたり、表現は様々です。
今回はオタマジャクシさんを呼んできてエサ(新聞紙)を食べさせ、おなか一杯になってカエルに変身する展開になりました!
今後もよりリアルな授業を通して、表現遊びを学生に伝えていきます。