本学宗教部委員会の行事のひとつである名所旧蹟研修会を平成30年5月12日(土)午後、学生13名、教職員3名が参加し、大山崎にある真言宗智山派天王山寶積寺(ほうしゃくじ)を参拝しました。
駅から寶積寺への道中、天王山の登り口を示す道標より大山崎山荘の傍らを通りながら山裾に広がる地形を実感しました。同寺は神亀元(724)年聖武天皇が行基菩薩に勅命し、建立された寺院であり、万宝第一(何事も叶う)の打出((弁財天神)と小槌(大黒天神)が奉納されており、開基以来多くの人びとが加持や祈祷を求めて参詣に訪れています。
重要文化財の十一面観世音菩薩を安置する本堂や同じく重要文化財の閻魔大王と眷属を安置する閻魔堂、大黒天神祈祷を行ずる祠堂にて貴重な文化財の間近で説明を受けることができました。
帰路には当初予定していなかったのですが、元は寶積寺の境内にあったとされる禁門の変にて戦いに敗れ天王山中で自刃した十七烈士のお墓をお参りしました。