総合文化学科では、文化地域交流事業の一環として文化を通して活躍する方々をお招きして特別講演を実施しています。
第4回目となる11月22日(火)には、山本由奈(やまもと ゆきな)さんにお越しいただき、舞妓・芸妓さん時代のお話をしていただきました。
15歳で山形から単身京都に来られ厳しいお稽古を毎日頑張られていたこと、
日本舞踊が大好きで舞妓さんへの憧れから花街に飛び込まれたこと、
「菊夕」というお名前で舞妓・芸妓としての道を歩まれたこと、
舞妓さん・芸妓さんの髪型や着物には違いがあり意味があること、
仕込みさん・舞妓さん・芸妓さんの1日の過ごし方についてや、
おかあさん・おねえさん・宮川町の方々との関わりについてなど、
様々な観点からお話いただきました。
今回が大勢の前での初講演ということで、初めこそ緊張されていらっしゃいましたがお話は尽きず、髪や顔のお手入れに関する学生からの質問等にも丁寧にお答えいただきました。
宮川町は華頂から徒歩15分ほどの距離にあるものの、私たちの知らない世界がまだまだそこには広がっています。
「菊夕」さんのお話を通して京都花街の文化を感じるとともに、15歳での決断とその後の生き方に勇気をもらい、学生達の今後を考える良い機会となりました。