食物栄養学科3回生「臨床栄養学実習」を紹介します。
臨床栄養学実習ではグループで課題に取り組みます。
①対象者1名の身体計測や聞き取り調査から改善点を洗い出す
②栄養ケアプランを作成する
③保健指導を行う
秋学期終了までの約4か月間にわたって指導を行い、最終日には改善結果を報告します。
栄養管理計画の立案方法だけでなく、対象者を経験することで計画・実施することの難しさをより実感できると思います。
また病院や厨房では、感染症や食中毒予防のため衛生管理がとても重要です。
今回は、基本的な衛生管理である「手洗い」の有効性を確認しました。
蛍光物質を含む専用ローションを汚れ(菌)に見立て、どのくらい洗えているのかをブラックライトに当てて確認します。
1回目:普段通りに手を洗い、どこに汚れが残りやすいのか確認
2回目:汚れの残りやすい箇所に注意しながら手を洗い、ほとんど汚れが残っていないことを確認
衛生管理における「正しく手を洗う」ことの重要性を、より理解できたのではないでしょうか。
実習では他に様々な疾患に対する栄養管理方法をグループで検討し、提案献立を作成することで、傷病者への栄養管理についても学んでいます。