今回は、食物栄養学科2回生の微生物学実験について紹介します(^_^)♪
微生物学実験とは、その名の通り“微生物”を扱う実験になります。
微生物とは、目に見えないほどの小さな生き物のことを言い、細菌やカビ、酵母などがこれにあたります。微生物と聞くと、人にとってあまり良くないイメージがあるかもしれないですが、
実は醤油や味噌、納豆やパンなど多くの発酵食品は、微生物の働きを利用して作られています。
また、調理を行う現場などでは、食中毒など衛生面で気を使う必要があり、
管理栄養士として微生物の特徴や性質を理解することはとっても大事なことなのです!
普段目には見えない微生物を肉眼や顕微鏡で見えるようにするには、
微生物の量を増やす必要があります。
①微生物が育ちやすい環境(寒天培地)を作成
②滅菌操作(121℃、20分)でクリーンな状態にする
③増やしたい菌を植える(植菌)作業を行う
④適温(28~37℃)の条件下で培養
例えば、37℃という温度は、多くの菌が増殖するのに適した温度とされています。
培養によって増殖した菌を、白金耳を用いて採取し、プレパラートの上にのせて顕微鏡で観察します。
微生物は、さまざまな色やにおい・形をしており、その違いを見比べるのはとても面白いです♪