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新着情報[京都華頂大学・華頂短期大学]

【総合文化学科】6/12OC・フィールドワークレポート

華頂短期大学

2022年06月20日

オープンキャンパスで、琵琶湖疎水(以下、疎水)に行ってきました。当日は、多くの方にご参加いただき、盛況でした。


疎水の完成により、電気事業が起動に乗り、上水(水道水)、工業、市電などが誕生しました。しかし一方で、この事業は負の遺産をもたらしました。それは、京都にあった多くの名水が汚染されるきっかけともなったことです。さらに、地下鉄の開業で名水を減らしてしまいました。

考えてみれば、名水があったということは、水をお金で買うということはなかったことになります。しかし、井戸を清潔に保つことは人々の負担をともないます。さらに、下水(生活排水)よりも、上水を優先しました。上水はもうかるが、下水はもうからないからです。そして、蛇口をひねると出てくる水道に人々は便利さを覚えていったと思います。


人間が便利さを得るということは、何かを失うことになります。疎水の事例は、現代でも通用すると思います。